ライン③ナイロン フロロ PE それぞれの素材

前回に続いてナイロン、フロロ、PEの素材について

まとめたいと思います。

・ナイロンライン

化学繊維の一つであるナイロンラインは以前から

現在に至るまで釣糸の主流を占めてきたことは

誰もがわかることだと思います。

しなやかさがリールのスプールに馴染むし、キャスト

においてもこの特性によって抵抗が少なくなるといった

ことや、伸縮性があるのもナイロンの特徴であり、

ヒットした瞬間のアワせの時など、瞬発的な力が

加わっても糸切れする心配が少ないことなどが

メリットとして挙げられます。

ただ、逆を言うと伸縮性があるために細かなアタリを

感じることが難しく、伝達性である感度が悪くなる

とも言えます。

そして吸水性があるのもナイロンの特徴であり、

水を吸うことでしなやかになる特性はメリットでも

あるけれど、逆に強力が多少低下してしまいます。

あとは紫外線に対して弱く、強力の低下が著しい

のが欠点です。

紫外線を連続10時間照射すると強力が50%程度

低下するという実験結果もあるように、各メーカーは

この紫外線に対して劣化しないような製品開発を

しているようですので、そこまで神経質になる必要は

ないと思いますが、ナイロンは紫外線に弱いことだけは

確かなようです。

・フロロカーボン

トータルで優れている素材とは言えるものの、素材は

硬くクセのある素材ではある。

比重がナイロンやPEに比べて重く沈下速度が速い。

ナイロンに比べて透明度では劣るものの、水中では

見えにくくなる性質がある。

そして吸水性はほとんどないので、水切りのいい

ラインとも言える。

紫外線に対してもほとんど劣化することはないし、

優れた伸縮性も挙げられる。

ナイロンに比べて伸度が極端に少ないかと言われると

そんなことはなく、どちらかといえばナイロンに近い。

しかし、初期伸度の低さがあるので荷重の小さい状況

では伸度が低く伸びの少なさを感じることもできる。

よく言われる耐摩耗性に優れた素材だと言われている

このフロロカーボンではあるが、状況や対象物に

よってはナイロンやPEよりも弱くなる場合もある

ようだ。

・PE

伸縮性がなくて引っ張り強力の強いライン。

これは原糸であるダイニーマ(超高分子量

ポリエチレン)の特性がそのまま現れている。

低伸度のメリットとしては感度が抜群に良いこと。

そして紫外線による劣化もほとんどなく、耐光性

だけでなく対薬品性も備えている。

デメリットを挙げるとすれば耐熱性が低いこと。

ガイドやラインローラーとの摩擦によっては

強力が著しく低下することもある。

かなり大雑把な説明ではありますが、

多少はわかってもらえたでしょうか(笑)

次回はそれぞれの特徴を、数字をもとに

ちょっとだけ整理してみようと思います!

それでは!